初釜準備茶道を学ぶ人にとっては新年1月に「初釜」という特別な行事があります。初釜は新年に初めてするお茶会のことで関係者以外は参加できず先生とお稽古をされる方との年初めのお茶会です。通常先生は1年に1度、初釜の時にしかお点前をすることはありません。また、お抹茶は3名ほどで同じお茶碗で濃茶でいただきます。来年、大阪教室で初めて行いますのでただいま準備をしております。こられるみなさま、楽しみにしてくださいね。2017.12.17 05:23
謝らないでくださいね。お稽古の中でお点前をお伝えするとき、「ここはもう少しまっすぐしましょう。」「指先までのばしましょうか。」とお伝えすると「すみません。」とすぐに謝られる方もいらっしゃいます。とても丁寧な方とお稽古を通して感じているのですが、私はいつも「何も悪いことをしているわけではないので謝らなくていいですよ。」とお話をしています。お仕事や約束などで明らかなミスやできるはずのものができないと謝るのは必要ですが、お稽古で学ぶことができなくても謝らなくていいのです。毎回のお稽古では、その方に応じて比較的同じことをお伝…2017.12.16 11:53
お稽古納めが続々と12月中旬になり、生徒様によって今年最後のお稽古の方もいらっしゃって、少しずつお稽古納めがはじまりました。今年は私にとって大きく変化のある1年でした。1月の初釜からはじまり、4月から専門学校、NHK文化センターの講師として新しくお仕事をさせていただくことになりました。5月のワークショップ参加、7月の浴衣会、8月の天空茶会、そういえば9月に少し雑誌にのせて頂いたこと記念になりました。10月にはお教室を自分で構えることになり、12月は年の瀬茶会を開きました。この1年たくさんの方と出会い、またありが…2017.12.16 08:45
言葉使いお茶のお稽古では、とても丁寧な言葉使いをします。「お点前頂戴いたします。」「結構なお点前でございます。」「どうぞおしまいください。」この言葉は一般的なお稽古で使われる言葉ですが実際は、亭主とお客様の生きた言葉として会話が繰り広げられます。何より丁寧な言葉を、お稽古の中でみにつけることができます。毎日丁寧な言葉で過ごさなくてもいいと思います、お友達や気の置けないお仲間とはフランクに話すこともあると思います。しかしいざ目上の方や、初対面の方に会う時には、丁寧な言葉使いができることはとても大切になりま…2017.12.16 08:02
1mm幅がその人らしさ夜にもお教室を開始しましたので、最近主人が料理を始めてくれるようになりました。夫「(結婚前)自分は料理だけはできないからごめんね、何にもできないからね。」私「料理は好きだし全然大丈夫ー。」なんて話していましたが、間に合わないことが多く見かねた夫が包丁を持つことに。何をするにも基本、基礎を大切にする夫。みじん切りがわからずyoutubeでみじん切りの方法をみて野菜をみじん切りにしてくれたのですが、みじん切りのだいたいの大きさがのっていなかったそうです。「細かくきる」を言葉通り挑戦し、切った野菜は、小…2017.12.15 04:36
物の価値年末にむけ、断捨離をしています。私は物に執着があまりなく、物を捨てることができます。判断の基準は、使いたい物、使いたくない物、使わないけど持っておきたい物です。部屋を片付けていると、使わないけど持っておきたい物を見る度に思い出が蘇ってきます。小学校3年生の時に祖母と一緒にでかけて買ってもらったイルカのネックレス。遠慮しながらお願いして祖母に頼むと喜んで買ってくれたこと、その様子をみて母が喜んでいたこと、買ってもらった場所すべて覚えています。いまはつけることはありませんが、私にとっては大切な宝物で…2017.12.15 04:13
着物をきること私は日常的に着物をきています。毎回のお稽古ではないものの、1週間に2度多い時で3,4度ほどきています。昔から日常でしたから特別着物が好きという気持ちもなくて、結婚式のお色直しでもお着物や打掛を着たいとの気持ちがなかったほど・・洋服とは違い強制的に姿勢はよくなりますしやっぱり歩く所作も立つ所作もお淑やかになりますね。さて私は昔から着物を着ていますので楽に着ることができます。茶道では着物を着て椅子に座っているだけではなくて、着物を着たまま畳に立って座って、特にお茶会ではその作法を何度も何度も繰り返し…2017.12.14 02:36
美意識母はとても美意識が高い人です。美意識が高いというと、綺麗に着飾って流行の服を着てと考えてしまいますがそうではなくて、身の回り、洋服、食事、持ち物、全てを清潔に綺麗な状態に保たせています。洋服も最新のものであっても毛玉がついているセーターは一枚もないし、自分がすきな洋服は30年前のものでも着ています。お化粧品は30年以上、変えずに使っています。主婦になると、家の掃除や洗濯、仕事、忙しくなるとつねに完璧に保つことは難しくなります。母はいつも完璧、あまりに不思議でしたのでなぜ身の回りを綺麗に保てるか理…2017.12.13 14:21母のありがた講座
お道具は預かりもの私の家は、祖母から続いて茶道を教えています。茶道が命だった祖母が集めたお道具。私はとてもありがたいことに、そのお道具も母が集めたお道具も使わせて頂いています。でもこれは私のお道具が増えてラッキーだと意味ではなくて、あくまで預かりものという感覚です。この世代は私がもたせて頂きますが、また次の世代に伝えるもの。自分の物だから大切にする気持ちも大切ですが、次に伝えるための物だからこそより大切に丁寧に扱いなさいと母にいつも言われています。2017.12.13 12:50母のありがた講座