リンツジャパンデイ ワークショップ(お茶会)

リンツジャパンデイ当日を迎えました。

当日の朝、そわそわと落ち着かず4時に目が覚めてしまいました。

着物に着替え会場に到着。早速準備に取り掛かります。

お水屋がお部屋にないことは事前にお話いただいていたので、場所を作り動線を確認。

各道具の準備をします。ここでひとつハプニングが。

持参した御釜、おそらく飛行機で木箱が割れ布団のように包まれていた釜と風炉に傷が・・さらに電熱も割れていました。あわやお湯を沸かすことができないかもと思いましたが無事に電気が通り、一安心です。お客様が来場されるまで2時間、準備をすすめていきます。


会場10分前にはかなりの人が並んでくださり、予定時間を早めてお部屋に入っていただきます。


お席に座っていただきましたら、まずは亭主のご挨拶をさせていただきます。(通常はこのような順番ではありませんが変更をしました)このお茶会を通じて心地よい一時となるように心をこめてお話をしました。ドイツ語で通訳してくださいます。

次にお菓子を運びます。お菓子は「紫陽花」鶴屋吉信製です。なぜこちらのお菓子をおもちしたのか。オーストリアの皆さまにもとても喜んでいただきました。(紫陽花の理由


そしてお点前が始まります。お点前の様子、お湯をくむ音、お茶を点てる音、心地よい時間が流れます。皆さまとても真剣な眼差しです。



お茶をたて出しで運びます。

皆さま素敵な笑顔で迎えてくださいました。



そしてお茶会を終えるますと、本当にたくさんの質問をいただきました。

「お棗には何が入っているの?」

「(結界)これは何のためにあるの?」

中には、このお茶碗をいただきたいや、お写真を一緒に撮りたい。

そして大先生とお話した方の中には感動で涙を流されていた方も・・。


本当に多くの方がお越しくださいました。当初配布されたお茶会のチケットは80名でしたが、ご希望多数によりお席を用意しお菓子の数を考慮して合計100名様がお茶席にこられました。お席がなく残念ながら立ち見でも構わないと来てくださった方をあわせて合計130名程度の方がワークショップにいらっしゃいました。


来てくださった人数もさることながら、静かな中で始まるお茶会の心地よさ。

ひとつひとつのお話やお点前に熱心に耳を傾けてくださって感じるひととき。

言葉が通じなくても、同じ時を過ごし同じようにこの場を楽しんでくださったとしたら

これ以上に嬉しいことはありません。

来てくださった方が茶道に関心をもってくださっているのを肌で感じとても感動をする時間となりました。ありがとうございました。

三日月茶道教室

茶道 裏千家の田中宗瑠のお教室です。 西宮と大阪で開いております。 Chado Urasenke,Soryu Tanaka. My tea class is in Nishinomiya and Osaka.

0コメント

  • 1000 / 1000