心を落ち着ける時間としての茶道

今日で専門学校の前期の講義が終わりました。あっという間の15回。

終わってみると、まだまだ私が伝えられることはあったのではないかなと思います。


私が茶道の授業でお伝えしたいことは、

お作法やお点前を学ぶことももちろん大事ですが、それだけではなくて、


心を落ち着ける時間として茶道を知って欲しいのです。


日々生きていく中で大変な事も忙しいこともあると思います。

その中で、茶道の空間に身を置くこと、お茶を点てることで落ち着くことができるのです。


茶道では、お隣の方に優しく言葉をかけお茶を頂いたりお菓子を頂いたりします。

そこは自分のことだけでなく、周りを気遣いお互いの優しさを持った空間なのです。


こんな空間の中では、イライラすることも忘れ優しい気持ちになると思います。

これから社会人になる生徒さん達、日々仕事に忙しく大変な時もあることでしょう。

そんな時には心落ち着かせる方法のひとつとして、家で一人でお茶を点てホッとする時間を持ってもらえたらなと思っています。


後期に茶道の授業がある生徒さんもいれば、今日で終わりの生徒さんもいらっしゃって、思わず熱く話してしまったら


「先生、情熱大陸みたいですね。」


と言われましたが、ついつい熱くなってしまいました。

まだまだお伝えしたいことたくさんありますのでお伝えしていきたいなと思います。


こちらは、萩の帯とツムギの着物。

先週、お菓子が「萩」でしたが知らない生徒さんが多くこの帯をしめていきました。

三日月茶道教室

茶道 裏千家の田中宗瑠のお教室です。 西宮と大阪で開いております。 Chado Urasenke,Soryu Tanaka. My tea class is in Nishinomiya and Osaka.

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