銘:紫陽花 (リンツジャパンデイ お菓子)

オーストリアへ持参するお菓子、色々と思案していました。

海外でお茶会をする際には、乾きものと呼ばれるお干菓子を持参することが多いようなのですが

和菓子といえば練り切りなどを思い浮かべられる方も多く、皆さんに喜ばれるお菓子はどういうものかと考えていました。


そしてその結果、紫陽花のお菓子にたどり着きました。

調べていくと・・紫陽花とは、もとは万葉集にも記載されている日本のお花。
特に日本では、紫陽花(ガクアジサイ)が昔からありました。そのガクアジサイが、ヨーロッパに輸出され品種改良をされた後再び日本に輸入されたらしいのです。 私たちがよく知る紫陽花は西洋紫陽花と呼ばれて、この輸入された紫陽花を表しているとありました。

そして、日本からヨーロッパに持ち込まれた紫陽花は、オーストリアでも有名で日本と同じ6月の時期に咲いているとのこと。

今回のリンツジャパンデイは国交が開始後150周年の記念事業です。両国で愛されている紫陽花のお花のお菓子が両国の架け橋になるといいなとの思いをこめてこちらのお菓子にいたしました。


このお話をお茶会でさせていただいたところ、皆さま大変喜んでくださいました。

こちらはリンツジャパンデイ会場近くでみつけた紫陽花。オーストリアの紫陽花もとっても綺麗です。

三日月茶道教室

茶道 裏千家の田中宗瑠のお教室です。 西宮と大阪で開いております。 Chado Urasenke,Soryu Tanaka. My tea class is in Nishinomiya and Osaka.

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