飛騨といえば、春慶塗り。
今回の旅では、何か春慶のものを購入して帰ろうと思っていました。
伺ったのは、「山田春慶」さん。
お店に伺う前は、春慶の建水にしようかと思っていたのですが・・
ショーケースにとてもつやつやした塗りの綺麗な茶箱を見つけてしまいました。
そして、こちらの奥様が本当に優しい方で、とても丁寧に教えてくださいました。
「春慶の塗りたては、この赤い色で・・五年ほど経つとこの色になって・・」
そして、私が好きな塗りの色を選べるようにと、お店の奥からたくさんの茶箱を
出してきてくださって一緒に選んでくださいました。
お話を伺いながら、茶箱を選んでいる時間がとても楽しくて気づけば1時間。
主人を待たせていたのをすっかり忘れて楽しい時間を過ごしました。
主人は嬉しそうに店を出てきた私をみて、良い買い物ができたと思ってくれたようです。
たくさんお土産もつけてくださって、大変ありがたく、丁寧に大切に使いたいなと思っています。
どんな物には、作った方の気持ちや購入した時の思い出やすべてが含まれてその物になっています。
きっと、この茶箱をあける度に今回の旅や、伺ったお話や、その時の私の気持ちを思い出すのだろうなと思うと今から楽しみです。
この茶箱は、お正月に使わせていただこうと楽しみにしています。
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