2017年6月11日
これまで三日月茶道教室は個人の活動を色々とさせて頂き、大変感謝を申し上げます。
この度、本日より事業として進むことになりました。
茶道を通して優しさや楽しさを一人でも多くの方とご一緒に感じられれば嬉しいなと思っております。
私は、幼い時より茶道を学んできましたが、まさか自分が伝える立場になるとは思ってもみませんでした。子供の頃から器用ではなかったですし、なぜ茶道をするのか母のお弟子さんたちはなぜ茶道が好きなのか分かっておりませんでした。
ただ、母とお弟子さん達との関係が仲良く、私も第二の家族のように思えてその関係をいいなと思ったり、お点前の時の指先の動きや立ち振る舞いが綺麗だなあと子供ながらに思っていました。この時はまだ自分とは違う世界のように感じて、先生の娘として茶道をしているだけで、なんだか恥ずかしい気持ちもあったような気がします。
そんな私が茶道を好きになったのは、大学を卒業し一人暮らしをして仕事を始め実家に帰ってきた時のことです。
母に
「日常で疲れた時こそお茶を一服点てなさい。お茶室があるんだから」
と言われました。
お茶を点て終わった時には、徐々に心が落ち着いて、気持ちがほっとしました。
慣れ親しんだ私の家、その中にあるお茶室ですが、その空間は別の空気が流れていました。
その後、母よりお点前はもちろん、お茶を通して学ぶ人への優しさ、心遣いを教えて頂く事によって、こんなに暖かい気持ちが通じあう空間があるんだととても穏やかな気持ちになりました。
茶道を通して優しさや楽しさを一人でも多くの方とご一緒に感じられれば嬉しいなと思っています。
今回そのような気持ちで始めることに至りました。
なにぶん、まだ若輩者です、どうぞご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。
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